浮気はどこからが浮気?

浮気はいつの時代も大人気の話題

テレビのワイドショーでは色々な問題が報道されています。
政治や経済などを解説する番組も増えて来ました。

しかし今も昔も有名人の浮気を取り上げたニュースは大人気の話題です。
やはり世間の人々は、有名人のそういった話題に興味津々であり、おしどり夫婦だったカップルに起きた衝撃的なスキャンダルや真面目そうに見えた清純派な方が実は妻子持ちの男性と交際していた等、こういった情報は世間の人々が大きな注目をよせます。

いわゆる一般の人々の間でも浮気をする男女が増えて来た、と言われています。
交際相手がいるにも関わらず、他の異性の友達と関係を持ったり、妻子がある立場なのに歓楽街に遊びに行ったり、夫や妻がいるのに一夜限りの関係を部下や上司と持ったりと、危険な恋愛に熱中する人々がいらっしゃいます。

近年では浮気や不倫を題材にした映画やドラマ、小説がヒットしている事もあり、どこか「普通の恋愛の形」として市民権を得つつあるのかもしれません。

一夜限りのアバンチュールや危険な恋愛は悲惨な結果を招く・・・

ただし基本的に不倫はパートナーや家族を悲しませる行為です。
フィクションの世界では美しく描かれる事が多い一夜限りのアバンチュールや危険な恋愛も、いざリアルで実践するとその結末はただただ悲惨なものになります。

実際に有名人の方々も、男女問題に関わるスキャンダルを起こした後は、とても悲惨な事になっており、仕事と家庭を失った人々は決して少なくありません。イメージにも傷が入り、実質的に休業または引退状態になった人々も多いです。

一般人の場合、有名人のような社会的制裁はありませんが、それでも不貞行為を犯した後は仕事と家庭、そして社会からの信用を失うのは必至です。
男性だけが不貞行為をする、という印象がありましたが近年では好奇心やフィクションからの影響を受けて、女性の浮気が増えてきています。

スマートフォンやメッセンジャーアプリの普及によって、以前よりも見つかり難くなりました。
パートナーや家族に全然見つからず何年も危険な関係を続ける女性も珍しくありません。

浮気と不貞行為は別々の意味を持つ

浮気と不貞行為は世間一般ではよく混同されていますが、実は別々の言葉です。
後者は具体的な定義が定まっており、いわゆる結婚している男女が別の人と性行為をした事を指します。

結婚および婚約をした男女には法的に貞操を守る義務が課せられます。
要するにパートナー以外の人とセックスをしてはいけない、というルールがあるのです。
それを破る事が不貞行為であり、それだけで離婚が成立する程、大きな問題なのです。

翻って浮気の方ですが、こちらは具体的な定義が実は定まっていません。
文字通り浮ついた気持ち、という意味でしかなく、世間一般では実質的に不貞行為を指している事が多いですが、人によって微妙に解釈が違っています。

法律上浮気の具体的な線引きはない

真面目な男女からすると、別の異性と親しく話したりスキンシップを取る事だけで、浮ついた気持ちになります。
反対に大らかな男女からすると、たとえ結婚していても、異性が多く集まるパーティーや合コンに参加してもOK、要するにセックスさえ自分以外としなければ問題ない、となっているのです。

法律家の間でも解釈と見解は分かれており、一概にここからがアウトなゾーンという見方は出来ません。
ただし、恋愛関係にある男女と結婚をしている夫婦では、行為の重みが変わって来ます。

まだ恋人同士の間であれば、たとえ交際状態でも別の異性と常識的な範囲でのスキンシップは浮ついた気持ち、として認定される可能性は低いです。
対して既婚者が若い異性が多く集まる合コンや派手なパーティーへ頻繁に参加したり、歓楽街でホストクラブや風俗店を頻繁に利用すると、それは浮ついた気持ちとして認定される可能性は大です。