投資の種類とゴールドにおけるリスクのレベルについて

投資にはいろいろな種類があって、その内容によってリスクやリターンは様々です。
おおもとの原則としては現金を元手に様々な金融商品を購入するという手順と金額が変動することによって、上がった場合利益になるという点はほぼ共通しています。
もちろん買った価格よりも下がることがあるため、リスクがあるとも言えます。
逆に上がり下がりの幅が小さいほどリスクは低い分リターンも少なくなる、といった具合です。

定期預金の特徴

リスクも低くリターンも低いものの代表としては、定期預金があります。
定期預金は預ける金額(元本)が保証されているため、減ること自体はほとんどありません。
ほとんどないというのは、預金額が1000万円以上で預けている金融機関が破綻した場合という意味になります。
現在国(金融庁)による監督監視を行っている状況であることと、1000万円未満であればたとえ破綻したとしても保護されるという点からリスクは極めて低いという整理ができるのです。
一方のリターンは、空前の低金利によってほとんど増えることは無いため超低リターンと言えるでしょう。
もちろん一部のネット銀行や金利のキャンペーンをしている金融機関においては、高めの金利が設定していることがあり高くても0.2パーセント(年利)です。
絶対にリスクをとりたくない日という人は、定期預金で利率の良いものを探すと良いでしょう。

国債や債券

次にリスクが低めなのが、国債であったり格付の高い社債などの債券と呼ばれるものです。
会社や国が個人や機関投資家などに借金する行為で、リスクとしては国や企業がいわゆる倒産や国家破綻するような事態になると元金が減額になったり回収不能になったりするリスクがあります。
大企業の社債や日本における国債であれば、当面は産するような事態には陥らないと考えられるため比較的リスクは小さいです。
その分リターンについても日本国債であれば定期預金にちょっと毛がはえたくらい、社債は会社にもよりますが大企業なら定期預金よりは高め(1%弱)が目安といってよいでしょう。

金利の目安について

金利の目安は格付機関が再検討を発行する期間に付与する者で、A~Cなどと格付けします。
この場合Aであればほぼ大丈夫ですが、金利は低めでBであれば概ね大丈夫だが中長期的にはリスクがあるため金利が高めというニュアンスです。
なおCにおいては債務不履行のリスクがあるため、債券を発行しても買い手がいなかったり金利が高めになってしまうため発行することはほとんどありません。
これは企業でだけではなく国にも言えることで、国家情勢が不安定な国についてはリスクが高い分金利も高いと言えます。
また海外の国債を購入する場合は通貨の変動も受けるため、リスクは一気に高くなります。
レベル感としては、株式と同様のリスクだと考えたほうが良いです。

換金性の高いもの(実物)についても投資対象

換金性の高いもの(実物)についても投資対象でゴールドやプラチナ、石油や穀物といった流通量が極めて大きかったり希少性が高かったりするものも投資することができます。
現物自体はそれ自体価値を生む(お金を増やしたりする機能)ものでは無いため、需要と共有によって金額が決まっていきます。
たとえば穀物の場合世界の生産量が下がって需要が高まれば取引金額は上がりますし、供給が増えれば下がります。
その先の需要を予想して売買するのを先物取引、取引時に売買するものは現物取引である期間を決めてその時期に自動的に行われるのがオプション取引と呼びます。
石油や穀物は需要と共有の変動が大きい一方で、ゴールドはここ数年店頭価格が右肩上がりです。

実物投資のなかでもゴールドは安定している

もともと宝飾品としての需要と工業製品(精密機器)の製造のための需要、そして換金性が高いという点から安定していました。
それに加えて新興国の経済成長に伴い、特にインドでの需要が高まっているため値段が上がり続けているのです。
過去、インフレーションによって紙幣が紙くずになることもあったことから金というものはある意味現金よりも信頼されていて金だけで物品と交換できるという時代もあります。
このような背景から実物投資のなかでも、ゴールドは安定していると言えるでしょう。
一方のプラチナは工業製品の需要が高めで、宝飾品としての需要はやや劣ります。
このため、景気が不安定になったりすると価格が下落する傾向があるのです。

【参考】株式会社ゴールドリンク評判

株式の特徴

最後に株式ですが、こちらは実物にちかい「会社」を購入するというイメージです。
企業活動によって売り上げが上がったり下がったりするため、株価が変動していきます。
企業活動がどれだけ健全で成長性が高いか、という点を有価証券報告書などの情報をもとに購入していくものです。
もし購入した会社が赤字になれば株価は下がりますし、黒字になれば株価が上がりつづけます。
時代のニーズやその企業の経営戦略、先見性などによって成長するため比較的リスクが高いものに分類されます。

まとめ

このように投資の種類はいくつもありますが規模や国家背景、需要と供給などによってリスクとリターンは様々なのです。